公益財団法人 秋田県栽培漁業協会 豊かな海を守るために。つくりそだてる漁業~栽培漁業  

行事によるヒラメ稚魚放流計画

行事によるヒラメ稚魚放流計画

 7月18日海の日に、男鹿マリーナを会場に、男鹿マリンクラブが開催します「船川港親子クルージング」で、今年もヒラメ稚魚の放流が行われる計画があります。  また、7月30日には、三種町の「サンドクラフト2016inみたね」で、今年もヒラメ稚魚の放流が行われる計画があります。  詳しくは、各催し会場の主催者にお尋ねください。

ヒラメ・マダイ部会開催される

 平成28年度放流効果実証事業を進めるに当たり、漁協役職員、県職員そして当協会職員が集まり、ヒラメ・マダイ部会を開催しました。現段階の計画では、7月20日以降に全県各地でヒラメ種苗の放流を始め、7月半ばからマダイ種苗の海上網生け簀中間育成が始まります。
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写真左:巡流水槽で中間育成中のヒラメ稚魚 写真右:100トン水槽で生産中のマダイ稚魚(赤い色素が見えるようになりました。) 

ガザミ種苗の配布始まる

 当協会が行っているガザミ種苗の斡旋配布が始まりました。県水産振興センターでは種苗生産した稚ガニ1齢期の種苗を、3齢期まで中間育成して大きくし、それを事前に申し込まれた需要者に放流種苗として斡旋配布を行っています。ガザミは通称ワタリガニと呼ばれているカニで、卵を抱えた雌ガニを活魚で漁協から購入して水槽で飼育し、産卵させます。稚ガニになると、空腹状態では共食いを始めるため、居場所を確保させるため、水槽に網地を入れ落ち着かせています。
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写真左上:砂に隠れている飼育中の雌のガザミ 写真右上:網地を水槽に入れ中間育成中 写真左下:網地に着いているガザミの稚ガニ 写真右下:水面に浮かんで餌を探している稚ガニ

マダイの種苗生産

 マダイの受精卵を採取し、それからふ化した仔魚を大型水槽(100トン)に収容して、まもなく1カ月になります。水面には、仔魚が動物プランクトンを食べるときの水紋が見えます。現在は弱い注水にして、飼育水を排水しながら飼育をしています。
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写真左:真ん中に設置した目の細かいネットを張ったアンドンかごの中にホースを入れ、サイフォンの原理で飼育水を排水 写真右:動物プランクトンを餌としている時期は、その餌となる植物プランクトンが水槽に必要です。飼育水が緑色に見えるのは植物プランクトンによるものです。

クロソイ稚魚の出荷

 4月16日に生まれたクロソイの産仔魚は、この2カ月の間に全長約5cm程度の稚魚に成長しました。6月16日には、(公財)山形県水産振興協会にこの一部を供給しました。クロソイ稚魚の育成は続きます。
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写真左上:運搬用の水槽に積まれたクロソイの稚魚 写真右上:当協会で継続飼育するクロソイ稚魚 写真左下と右下:クロソイ稚魚を運搬するトラック

クロソイ稚魚の成長

 4月16日に生まれたクロソイの産仔魚は、50日を経過し大きくなってきました。まだ水槽の表層を遊泳していますが、さらに成長すると、元来岩礁域に棲む魚であることから、水槽の壁面や底について生息するようになります。
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写真左:クロソイ種苗を生産している水槽 写真右:成長したクロソイ種苗に大小の大きさが見られる     写真を左クリックすると写真が拡大されます。

ヒラメ種苗の中間育成始まる

 5月31日、6月1日の両日、ヒラメ種苗を飼育水槽から取り上げ、中間育成施設に移しました。これまでの飼育期間はおよそ60日です。
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写真左上:飼育水槽の排水口からヒラメ種苗をたも網で取り上げ、重量を測定 写真右上:中間育成用の巡流水槽 写真左下:巡流水槽に収容されたヒラメ種苗

行事によるヒラメ稚魚放流計画

ヒラメ・マダイ部会開催される

ガザミ種苗の配布始まる

マダイの種苗生産

クロソイ稚魚の出荷

クロソイ稚魚の成長

ヒラメ種苗の中間育成始まる