ヒラメ種苗の中間育成間近
ヒラメ稚魚の成長と水槽掃除
ヒラメの種苗生産が始まりおよそ50日が経過しました。現在与えている餌は、人工配合餌料ですが、食べられなかった餌や排泄物が水槽の底にたまり、水質を悪化させ稚魚の斃死につながることから、水槽の底掃除をサイフォンの原理を使って行っています。海水と共に、稚魚も吸い込まれるため、排水を小型水槽にセットしたかご網で受け、吸い込まれてきた稚魚を受けて、作業後水槽に戻す方法を取り入れています。
写真左上:水槽の底掃除のための掃除機の吸い込み器を利用した道具 写真右上:水槽内のヒラメ稚魚と排水のアンドンかご 写真左下:底掃除の吸い込み器に吸われて出てきたヒラメ稚魚 写真右下:ヒラメ稚魚(背中側は色素が付き始めている)
写真左上:水槽の底掃除のための掃除機の吸い込み器を利用した道具 写真右上:水槽内のヒラメ稚魚と排水のアンドンかご 写真左下:底掃除の吸い込み器に吸われて出てきたヒラメ稚魚 写真右下:ヒラメ稚魚(背中側は色素が付き始めている)
ヒラメ稚魚の1回目の移槽終了
3月末から始まったヒラメの種苗生産では、50トン水槽4面を使用して現在まで種苗生産を行ってきました。同じ水槽を1カ月も使い続けると底に残餌や排泄物がたまり、それが腐敗して硫化水素を発生させ、水質を悪化させます。このため、水槽替えを行う必要があり、夜間電照によって稚魚を蝟集し、サイフォンの原理でホースを使って稚魚を別の水槽に移動させます。5月6日までに、4面の水槽すべてでこの作業を終えました。
写真左上と右上:電照して稚魚を集め、黄色のメガホン形の取水口からホースで稚魚を隣の水槽に送っていく 写真左下:送り出しているホースなどの設置状況
写真を左クリックすると拡大できます。浮遊物のようなものがヒラメ稚魚です。
写真左上と右上:電照して稚魚を集め、黄色のメガホン形の取水口からホースで稚魚を隣の水槽に送っていく 写真左下:送り出しているホースなどの設置状況
写真を左クリックすると拡大できます。浮遊物のようなものがヒラメ稚魚です。