公益財団法人 秋田県栽培漁業協会 豊かな海を守るために。つくりそだてる漁業~栽培漁業  

ヒラメ稚魚の移槽

ヒラメ稚魚の移槽

4月1日にふ化したヒラメ稚魚の移槽を行いました。25日目を迎え水槽の汚れが出てきて、硫化水素が発生して水槽内の飼育環境が悪くなる前に、水槽替えを行いました。夜間に照明をつけて稚魚を集め、サイフォンの原理を使ってホースで飼育水を隣の水槽に流し、その飼育水と共に、新しい水槽に稚魚が運ばれる方法を用いています。この頃の稚魚はまだデリケートで網ですくうと死んでしまいます。
IMG_0200 IMG_0201 IMG_0202 IMG_0198 
 写真左上:飼育中の水槽に黄色メガホン状の漏斗をつけたホースと覆いをつけた電球を設置  写真右上:新しい水槽には、細かい目のネットを張った排水用の大きなアンドンを設置 この二つの水槽の水位差を調整して水が流れるようにします 写真左下:新しい水槽に設置されたアンドンと飼育水 写真右下:飼育水の流れに運ばれ新しい水槽に移ったヒラメ稚魚

クロソイ仔魚の成長

4月16日に生まれた仔魚、本日4月26日で10日目を迎えました。現在の状況は写真のようになっています。
IMG_0146 IMG_0185 
写真左:飼育水槽の照度を低くするため、水槽の上に寒冷紗を張っています 写真右:黒い点がクロソイの仔魚です
写真を左クリックすると拡大できます。

ヒラメ種苗生産状況

 ヒラメ稚魚はふ化から20日が経過し、餌料は動物プランクトンのシオミズツボワムシに加えて、人工配合餌料を与え始めました。ふ化から約1カ月前後経過すると、稚魚の形が大きく変化し、縦型から横型になり、成魚のように平らな形になります。
IMG_0183 IMG_0184
写真左:水量40トンで生産中 排水は水槽中央の底に設置した細かい目のネットを張ったアンドンからホースを延ばし、サイフォンの原理で行っています 写真右:人の手で少量ずつ与える粒の微細な人工配合餌料

親マダイの飼育

 秋田県では、マダイの種苗放流を1970年代から継続して行っています。秋田県水産振興センターがマダイ親魚を周年100トン水槽で飼育しており、当協会は5月から6月の産卵時期に水槽内で自然産卵して得られる受精卵を使用して種苗生産、網生け簀を使用した海上中間育成、そして放流を行っています。
IMG_0148 IMG_0177 IMG_0175 IMG_0176 IMG_0145
写真上段左:冬期間飼育水を加温するため熱が放射しないよう保温シートをかぶせてます 写真上段右:4月中旬で加温が終わり保温シートを除きました  写真中段左:水温の上昇とともに餌を良く食べるようになりました 写真中段右:餌を食べるため水面に出てきます 写真下段左:平成27年6月にふ化し成長した0歳の稚魚です 

クロソイふ化仔魚誕生

 4月16日、クロソイのふ化仔魚が誕生しました。4月12日に男鹿市戸賀の養殖漁業者から運び込まれた雌のクロソイ4尾を産卵水槽で飼育しておりました。クロソイは赤テリ(標準和名ウスメバル)やメバル、カサゴ、ヤナギノマイなどと共にフサカサゴ科に属します。これらの魚は卵胎生で、交尾から数ヶ月の間に、雌のおなかの中で卵が発達しふ化仔魚に成長して生まれてくるのです。生まれたふ化仔魚の全長は約7~8mm程度です。
IMG_0136 IMG_0135
写真左:産卵水槽内のクロソイふ化仔魚(黒いゴマ粒のように見えるもの) 写真右:クロソイふ化仔魚を収容した飼育水槽(緑色した海水は、培養した植物プランクトンを入れているため)

春採苗のアワビ

平成28年3月上旬に人工採卵し、採苗したエゾアワビが、象潟のアワビ種苗生産施設で、現在すくすく成長しています。
IMG_0125IMG_0122IMG_0123IMG_0124
写真左上:南西方向から見たアワビ種苗生産施設 写真右上:正面入り口付近のアワビ種苗生産施設 写真左下及び写真右下:アワビ稚貝(白い小さいつぶ)が生息する付着珪藻(茶色の藻)が繁茂する波板  

ヒラメふ化仔魚を飼育水槽に収容

 4月7日に続き8日に2つのふ化槽でふ化したヒラメ仔魚をコンクリート製50トン水槽に収容しました。
IMG_0081IMG_0082IMG_0083
写真左上、右上:ふ化槽でふ化をはじめたヒラメ受精卵 写真左下:ヒラメふ化仔魚を収容した飼育水槽(緑色になっているのは、ふ化仔魚の餌となる動物プランクトンのシオミズツボワムシが食べる植物プランクトンが入っているため)

ヒラメ受精卵搬入第二弾

3月29日のヒラメ受精卵搬入に続き、4月6日夕方に(公社)富山県農林水産公社滑川栽培漁業センターから無償譲与を受けたヒラメ受精卵を搬入し、ふ化槽に収容しました。IMG_0075IMG_0074
写真:ビニール袋に海水と受精卵を詰め発泡スチロール箱に入れて運搬。到着後は、袋ごとふ化槽に収容し、海水の温度差を縮め、袋から受精卵を海水ごとふ化槽に放ち海水を注入して流水状態にします。

ヒラメの種苗生産に着手

 秋田県水産振興センターで養成しているヒラメ親魚の状態が悪く、受精卵の確保が困難なことから、当協会では第一弾のふ化の取り組みとして、3月30日に石川県水産総合センター志賀事業所からヒラメ受精卵を譲り受け、30日夜に搬送してきた受精卵をふ化槽に収容、4月1日にはふ化槽でふ化した仔魚をコンクリート製の飼育水槽に収容しました。
IMG_0065 IMG_0066 IMG_0064
写真左上:ビニール袋に入れ搬送してきたヒラメ受精卵を袋ごとふ化槽に収容し、温度差を調整
写真右上:ヒラメ受精卵のふ化に使用のふ化槽4基
写真左下:ヒラメ受精卵ふ化中